肌が乾燥するとかゆくなる理由

肌が乾燥すると、特に腕やわき腹、太もも、すねなどは、かさかさしてかゆくなってきますね。でも、肌が乾燥するとなぜかゆくなるのでしょうか。健康な肌は、角質層にある天然保湿因子や細胞間脂質が水分をしっかり保持しています。そして、皮脂と汗が混ざりあった皮脂膜が角質層の表面をカバーし、肌の水分が蒸発しないよう防ぐと同時に、さまざまな刺激から肌を守っているのです。しかし、肌が乾燥すると、このバリア機能が働かなくなります。肌が乾燥するということは、角質層の表面を覆っていた皮脂膜が壊れ、肌の水分が蒸発し、細胞間脂質が不足するようになることです。その結果、角質層にすき間ができ、少しの刺激でも、肌が直接刺激を受けるようになります。そのため、汗をかいたり、衣類が触ったりしただけで、かゆみを感じてしまうようになるのです。また、すき間ができた角質層では、角質層の奥にある、かゆみの刺激を脳に伝える神経が、角質層の表面近くまで伸びてきてしまいます。本来なら、肌の奥深くにあるはずの神経が表面まで伸びてくるのですから、外からの刺激を直接受けることになってしまいますね。さらに悪いことに、刺激を受けた神経は、ヒスタミンというかゆみを引き起こす物質を分泌し、かゆみを生じやすくするのです。そのため、肌がかゆいからかくと、神経を刺激して、よけいにかゆくなってしまうという悪循環に陥ることになります。

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