慌てて契約をしない
これが一番大事❗️
慌てる必要などありません。
突然やってくる訪問営業は、100%不安を植え付ける営業トークからはじまります。
「近くで工事をしている者ですが」
「うちの工事現場からお宅の屋根が見えまして、屋根の一部分が破損していますよ」
「近くを通りかかった際に壁のひび割れが見えましたので、何も処置しなければすぐに雨漏りしますよ」
とか、「そのひび割れから白アリが入りこんで、放置すれば建て替えしなければならなくないますよ」
など、あの手この手であなたと話をしようと必死で嘘をついてきますので気をつけましょう。
外壁塗装の価格ってどれくらいなの?
まず最初にどれくらいの費用がかかるのか、これが一番気になりますよね。
塗料のグレードなどで上下ありますが、
普通の一軒家なら80〜160万の範囲です。
200万以上の見積り価格ならば、
「今、契約してもらえるなら大幅値引きします」とか、
「近所の契約も欲しいから特別にキャンペーン価格にします」とか、
「足場代は無料」
など色々言ってきますが、すべてマニュアル通りの文言です。
そのような業者は絶対に良い施工などしないです。
塗料選択
塗料の種類って色々ありますが、私のおすすめはラジカル制御形塗料 一択です。
10年前まで外壁塗装の塗料といえば80%は水性シリコンでしたが、現在では急速にラジカル制御形塗料がシェアを伸ばしています。
理由は簡単明確であります。
水性シリコンと同じような価格で仕上がりの艶が良いからです。
このラジカル制御形塗料、
最初に販売したのは日本ペイントのパーフェクトトップ、
その後次々と各メーカーも同じラジカル塗料という材料を販売しています。
私自身、販売開始直後にメーカーから是非使用して欲しい、自信作だと営業をかけられて使用していますが、その作業のしやすさと仕上がり具合の良さでずっと使用しています。
最初から良い塗料だと思っていました、
ただこれまでには無かった商品ですので実績がありません。
結果が出るのは10年経った時です。その時が来るまで手放しでおすすめはできませんでした。
現在では販売から10年以上が経過しており充分な実績もあります。
そういう理由で、現在では間違いなくこの塗料が1番のおすすめになります。
色の選び方
30年前〜少し前までは、元の色(現状色)が圧倒的に多かったですが、ここ数年傾向が変わりつつあります。
最近は濃いグレー系やネイビー系。
また、サイディングのデザインが良くなった事もありツートンカラーも増えつつあります。
ただ、原色が強い赤系、黄色系などは早期に色飛び(変色)する可能性がありますので注意が必要です。
工事期間(工事の流れ)
外壁塗り替え工事の内容と日数
- 足場組立ー足場業者ー1〜2日
- 高圧洗浄ー塗装業者ー1日
- 下地補修ー状況によるー1日
- シーリング撤去
- 養生テープ貼り
- プライマー塗装
- シーリング充填
- 養生テープ撤去ー5項目で2日〜4日
- 鉄部、屋根鉄部、木部(付帯部と呼ぶ事が多い)下塗り塗装ー1日
- 屋根下塗り塗装ー1日
- タスペーサー設置
- 屋根上塗り1回目塗装ー2項目で1日
- 屋根上塗り2回目塗装ー1日
- 軒天、天井上塗り1回目塗装
- 軒天、天井上塗り2回目塗装ー2項目で1日
- 外壁を塗装するための養生(窓、樋、手摺、バルコニーの床、巾木など)ー1日
- 壁下塗り塗装ー1日
- 壁上塗り1回目塗装ー1日
- 壁上塗り2回目塗装ー1日
- 鉄部、木部上塗り1回目塗装
- 鉄部、木部上塗り2回目塗装ー2項目で1〜2日
(赤項目のシーリングと青項目の屋根塗装は同時進行OK)
しっかりと施工すれば、最低でも約2週間かかります。
そして、全体を確認し手直しを行い、検査をしてOKなら足場を解体します。
床周りを綺麗に清掃し、移動をした荷物などがあれば元通りに戻す。
カーポートの屋根取り替えなどする場合は足場解体後の施工になります。
全ての工事が終了すれば再度確認検査を行い、工事完了となります。
請求書を渡して支払いを確認して全て完了となります。
どこに頼めば失敗しないのか?
外壁塗り替え業者の探し方
身内、親戚
友人、知り合い
建てた業者
近所を塗装している業者
近所にある塗装会社
家電量販店
ホームセンター
インターネット一括見積もり
だいたいの方が上に挙げた情報で業者を決めていると思います。
その中でも1番安心できるのは、身内や親戚に関係業者がいる場合でしょう。
その他の場合は一様に不安要素がついてしまうというのが本音ではないでしょうか
知り合いがいない場合の業者の探し方を詳しく説明している記事がありますので興味のある方はそちらをご覧ください。
業者を選ぶ事も大事ですが、それよりも前の段階として、
良い仕事と悪い仕事の違いが分かっているか?
しっかりとした手順で間違いなく施工しているのか、
もしくは手抜きで施工しているのか
塗装工事というのは、完了してしまえば素人目では手抜き工事かどうかを見抜くのが非常に難しいです。
出来上がった時は見た目がきれいになっていますので分からないですが、
不具合が出たときに、はじめて悪い施工だったのだと気付く事が本当に多いです。
そういう後悔をしないように、慌てて契約をしない事が大事。
はじめての外壁塗装で1番大事なことは、
最低限の知識を付けてから業者を選び、契約することです。