塗装工事のプロが絶対に手抜き工事されない見積り依頼方法を公開!

塗装工事のプロが絶対に手抜き工事されない見積り依頼方法を公開!

Qちゃん
Qちゃん

外壁塗装で業者に見積りをお願いする場合、実際に自宅に訪問してもらい診断なり寸法を測ってもらわなくては正確な見積りができません。

塗装業者がお抱えの職人の中で特に腕の良い職人を担当させ、決して手抜き工事をせずに良い仕事をしなければならないぞ、という考えにさせるにはその時の接し方ひとつで決まってしまします。

例えば私が引越しをして、その新しい土地で外壁塗装を依頼するとしましょう。

・外壁は窯業サイディングで屋根はコロニアル
・リフォーム歴なし
・入居するにあたり屋根、外壁塗装を行いたい。

知り合いの業者などまったくいない場合、私ならとりあえず、一括見積りサイトに登録をします。

外壁塗装の一括見積りサイトに登録をします

一括見積りサイトは1番業者の多いヌリカエにします。

ヌリカエサイトから引用

都道府県、延べ床面積、塗料の種類(シリコン推奨)を選び相場を見るをクリックすれば、

ヌリカエサイトから引用

上記のような画面になり、

一戸建て・一戸建て以外を選択するボタンがあり、
どちらかをクリックすれば、

ヌリカエサイトから引用

上記のように、ヌリカエロボットとの会話形式で選択部分をクリックするだけで進んでいきます。

・気になる箇所は? → 外壁・外壁と屋根
・屋根の形は? → 寄棟・切妻・片流れ・陸屋根(図あり)
・屋根の傾斜は? → 20度・30度・40度(図あり)
・築年数? → 0年購入前から、20年~の6段階
・外壁工事したことは? → はい・いいえ
・外壁材は? → モルタル・サイディング・タイル・ALC・その他・分からない
・色あせは? → 3択
・カビや苔は? → 3択
・チョーキングは? → 3択
・ヘアークラックは? → 3択
・はがれは? → 3択
・希望の塗料は? → 4択(水性もしくは決まっていない推奨)
・屋根材は? → 外壁と同じような質問
・あとは、室外機の有無、車、樹木、アンテナ類、工事の予定、すでに見積りをとっているか、ローンをしたときの金額

だいたいこれくらいの選択があります。

最後に電話番号(ショートメッセージ)を記載すれば、結果を受け取れます。

その後、サイト上で外壁工事に関する情報や注意事項などの情報が提示されます。

ヌリカエサイトから引用

Qちゃん
Qちゃん

最後に上記のような画面になり、その後(速攻で)ヌリカエから電話がかかってきます。

その電話で疑問点や心配事など気になることを相談して見積りをしてもらいましょう。

見積もりに来た業者に伝えること伝えないこと

業者が来た時に絶対に言ってはいけない言葉があります

  • 何も分からないからおまかせします
  • 予算はあります
  • 長持ちする塗料の方がいい

この3点は口に出さない事が鉄則です。

何も分からないからおまかせします

外壁塗装の金額というものには決まりがありません。

新車なら全国共通の金額があります、
トヨタのカローラの見積金額が1500万円だったならそれはおかしいと気づくと思います。

家電でも全国共通の定価というものがあります。
32インチのテレビが80万円だったならそれはおかしいと気づくと思います。

でも、外壁塗装の価格が200万だったとしてもそれが高いのか安いのか分からない人がたくさんいます。

Qちゃん
Qちゃん

”何もわからないからおまかせします”

という言葉は、悪徳業者からすれば、
”私はカモです、ぼったくって下さい”と言っているようなものだと認識しましょう。

予算はあります・長持ちする塗料の方がいい

長持ちする塗料の方がいい=高い塗料を使用する=金額が高くなる=予算はあります、となりますのでこの2つの言葉は、「多少高くなっても長持ちする塗料があればそっちの方がいいです」というように同時に使う場合が多いです。

業者も最近ではさまざまなメーカーの商品で高機能を謳い「20年持つ塗料があります」

「通常ならば、10年後に再度塗装工事が必要なところ、この塗料なら20年後まで再度塗装をする必要がないです、その費用分を考えれば多少高くてもトータル的に安いです」

と言葉巧みに金額を釣り上げるところが多くなっています。

しかし、よ~~~く考えれば分かることです。
その高機能の塗料の塗膜っていったい何ミリの厚みがあるのでしょう、1ミリもありません。

その高機能の塗料って発売されてから20年経っているのでしょうか?
実際に施工してから20年経った物件を見てから判断するべきです。
そんな物件があれば、ですけど。

建物って、海の近くや線路の近く、トラックのよく通る場所や地盤のゆるいところなど同一条件ではありません。

それに、建物って普通は東西南北と4面あり、各面によって日の当たり方や雨の当たり方、風の当たり方が違いますので、極端な言い方をすれば北面は10年経ってもまだツヤが残っている場合があっても、南面や西面はツヤどころか塗装が色あせて剥がれている場合もあります。

10年~12年あたりで4面のうち、たった1面でもツヤがなくなり、チョーキングも発生し、塗装がめくれてきたならどうでしょう。
20年持つと言われた塗料を使用したのにって施工店にクレームをしても保証はされないでしょう。

その状態の外壁を20年まで見ないふりをして生活できますでしょうか?
12年目でめくれてきたとして、20年までの8年間は長いです。

営業マンは契約を取りたいがため簡単に「20年持ちます」って言いますが、20年という期間を軽く考えている、と私は思います。

Qちゃん
Qちゃん

・何もわからないからおまかせします
        ↓
 適当に仕事をしても分からないだろう。

・予算はあります・長持ちする塗料の方がいい
        ↓
 お金を持っている、儲けよう。

外壁塗装は新車のようにどこで購入してもほぼ同じ品質という物ではありません。
すべての業者ではではありませんが、相手をみて仕事をする業者がいますので注意しましょう。

業者が来る前にしておく重要なこと

まず準備段階として、業者が見積りに来る前に、外壁・屋根・1階周り・玄関周りなど、ありとあらゆる所の写真を撮っておく。さらに言えば、映像もしっかりと撮っておく。

今は携帯の性能が良くなっていますので携帯でいいでしょう。

目的は、工事前に自分の家の状態がどういう状態か知っておく、キズやひび割れや破損している所を把握しておく、そして記録しておくという事です。

写真は多ければ多いほどいいです。
近影と遠影の両方を最高画質で撮っておいて損をする事はありません。

見積りをするだけでも、業者は建物の外周寸法を測るために歩き回りますし、屋根など歩かれるとコロニアルを割られる可能性もあります。

実際に工事が決まりましたら、面倒ですが再度同じように工事着手前に現状を記録しておきましょう。

工事後に何か問題が起きた時、確実な証拠となります。
面倒くさがらずに絶対にやっておく事が大事です。

Qちゃん
Qちゃん

工事完了後に壁にキズや凹み、カーポートの割れ、照明器具の破損などを発見しても、それが工事前からなのか、工事中なのか?写真やビデオなど画像や映像に残っていれば確実な証拠になります。
また、写真を撮ることにより、知らなかったキズや不具合というものが発見できる事が多いです。

・新築時の図面があれば業者分コピーをしておく

必要なものは、
1.配置図
2.平面図(1階・2階・3階・屋上)
3.立面図(各面)
4.断面図
5.外部仕上表
上記5点、総ページ数でも10枚以下だと思います。

白黒でOK。
自宅にコピー機がなければ面倒でもコンビニでコピーしましょう。
5社に見積もりを依頼しても500円程度です。

Qちゃん
Qちゃん

もし、業者が「図面は必要ない」と受け取らない場合、その業者は依頼するべきではない業者に認定します。

業者は当然メジャーを持って自分で寸法を測るでしょうが、図面があるのとないのとでは違います。

しっかりとした施工をする業者は図面があれば100%喜びます。

外壁塗装業者が訪問してきた

まず、”屋根と壁、鉄部や木部・雨樋(あまどい)など塗装すべきところは全部見積りをお願いします”
と伝えます。

すると業者は、
「予算はどれくらいでしょうか?」とか、
「塗料のメーカーやグレードは決まっているでしょうか?」とか聞いてきます。

返答は、
”良い施工をしてくれるのならば、金額は安ければ安い方が嬉しいです”
”メーカーは、日本ペイントか関西ペイント、塗装材料は2種類のグレードでお願いします、何がお勧めですか?”と聞いてみましょう。

こちらがメーカーを指名しているにもかかわらず、
他のメーカーの商品の方が良い商品なので、と食い下がる業者がいます。

その場合、遠方にいる親戚が塗装に関わる仕事をしています。
遠いので仕事はしてもらえないのですが、アドバイスを受けていますので日ペか関ぺでお願いします、と答えましょう。

最近、外国製の商品や国内でもテレビCMなどで耳にする会社などがあります、同じ金額なら日本ペイントの商品の方が品質では上ですので日本ペイント一択でも良いと思います。

塗装屋はメーカーから直接塗料を購入するのではなく、塗料販売店から塗料を購入しています
塗料販売店には日本ペイント特約店と関西ペイント特約店があり、その両方を兼任することはできませんのでどちらか一方はちょっと高くなります。
大きな塗装屋はその両方の販売店から材料を購入していますが、小さな塗装屋はどちらか一方しか取引をしていない場合がありますので日本ペイントか関西ペイントと伝える方が良いと判断しました。

そもそも世界でもトップクラスの品質を誇る日本ペイントの商品が国内の住宅に適している商品を販売しているのに、日本とは気候など条件も違う国の商品を勧める意味が分かりません。

Qちゃん
Qちゃん

本当に良い業者の第一声は、
「現在、雨漏れはありますか?、何か不具合や疑問点などありますでしょうか?」です。

確認事項はこれくらいにして、実際に家の状態を見てもらいましょう。

現在の傷み具合、現状の外壁材にはどのような塗料が適しているのか、そして寸法も測ってもらわないといけません。

Qちゃん
Qちゃん

業者が一通り見終わりましたら、次の質問をしましょう。

・どこか悪い所は見つかりましたでしょうか?
 ↓
 見つかったのならば、その不具合はどのように処理するのか詳しく説明をしてもらいましょう。

・屋根と壁の材料には何をお勧めするのか(何の材料で見積りをするのか)
 ↓
 具体的な商品名を聞いておきましょう、そうすれば事前に調べられます。

・高圧洗浄機はケルヒャーなどの家庭用ではなく業務用を使用し水圧120キロ程度でお願いします。(バイオ洗浄などは必要ありません)
 ↓
 塗装業者なら持っていて当然です。プロはケルヒャーなどは使用しません。

・シーリングはどうでしょうか?
 ↓
 全面打ち替えします、が正解です。
 まだ柔らかいので打ちかぶせ(増し打ち)で大丈夫です、とかそのままで大丈夫とかは論外です。

・ちなみにシーリングはおたくの職人さんがされるのでしょうか?
 ↓
 塗装とシーリングは技術がまったく異なります、両方できる職人はどちらかの技術、もしくは両方の技術力がいまいちの可能性が高いです。

・見積書に使用材料の名称と缶数も記載してください。
 ↓
 塗装工事で後に不具合が出る一番の要因は塗付量不足です。
 見積時点で材料がどれくらい必要なのかは知っていないといけませんし、塗装する前に全数一括で納入してもらうように伝えておけば手抜きされる可能性は低くなります。

 その次に不具合となる要因は旧塗膜と今回の塗料との密着不足です、それを解消するのが先の質問にある高圧洗浄という事です。
 一定の圧力以上でコケや汚れなどを洗い流す必要があります。

 使用材料には下塗材の名称と缶数も必ず記載してもらいましょう、密着不良を起こさない為に必須ですし、下塗りをしっかりと塗装しないと上塗りが吸い込み現象を起こして艶むらなど仕上がりが悪くなります。

・おたくは従業員さんって何人おられるのですか?そのうち塗装の職人さんって何人ですか?
 ↓
 ただ営業だけの会社で、実際の施工はすべて下請けに丸投げの場合もあるため確認しておく。
 例えば10人在籍しているとしても、技術力はそれぞれ違います、上位3人が知識も技術もある職人であっても残りの7人は経験年数1年程度という会社は存在しますし、10人全員が知識も技術もある職人揃いという会社は存在しません。
 あなたが担当者に「この人にはしっかりとした職人を付けないと」と思わせないと良い職人は別の現場に行かされます。
 同じ会社で外壁塗装を依頼したとしても、職人さんが違えば品質に大きな差が出てきます、車の塗装のように工場で機械が塗装するのではありません。

Qちゃん
Qちゃん

ちょっと敷居が高いかもしれませんが、このような対応をすれば手抜き工事をされる可能性はぐっと下がります。

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