Qちゃん、外壁塗装って何屋さんに依頼すれば良いんですか?
エッ!ペンキ屋ですけど・・
ペンキ屋・・・???
そう、地元の建築塗装会社です、塗装会社の事をペンキ屋って呼ぶこともあります
塗装会社ってどこにでもあります?
考えてみれば、ペンキ屋とか塗装会社って日常では関わることがないですよね、実は住宅の外壁塗装を依頼する業者って色々ありますので、それぞれ紹介することにします。
住宅の外壁塗装を依頼する業者の種類
住宅の外壁塗装は、大きく分けて以下の5つのタイプの業者に依頼する事になります。
- 塗装会社
- 工務店
- ハウスメーカー
- テレビCMなどをしている外壁塗装会社
- ホームセンター・家電量販店
おすすめする順番などございません、私なら塗装会社一択です!
住宅の外壁塗装は、塗装会社一択!
一言で”塗装会社”といっても実際のところ、その仕事内容はさまざまです。
大きく分けると下に挙げる7つの会社に分けることができます。
- 建築塗装会社
- 建設工事には大きく分けて建築工事と土木工事があります。
建築工事は、マンション・ビル・商業施設・住宅・学校・病院などの建物を建築する工事で、土木工事は、道路・トンネル・河川や橋・などのインフラ整備をする工事で、その多くは、公共工事として発注されています。
建築塗装会社は、主にマンションやビルなど建築物の内外部の壁や天井、鉄部や木部の塗装をする会社。
特に内部では塗装をする前段階のパテ処理などの細かい作業も行います。住宅の外壁塗装は専門であり、おすすめするのは塗装会社の中でもこの建築塗装会社です。
- 土木塗装会社(プラント塗装・鉄骨塗装・設備塗装など)
- 土木塗装会社は、建設会社(ゼネコン)の土木工事から発注される鉄橋・タンク・高速道路など大型の構造物や鉄骨物を塗装する会社であり、外壁塗装は専門外ですが、”塗装”という基本的な部分は同じですので最近は住宅の外壁塗装にも積極的に参入しています。しかし、本来の本業である建設会社からの仕事というのが大規模であり、昨今自社で職人を多数抱えている業者はほんの少数であり、実際は下請け業者が塗装をしている現状です。自社の手の良い職人さんは当然大手ゼネコンの現場をまかせられているので、住宅の外壁塗り替え工事は下請けの業者が施工する可能性が高いような気がします。
- 吹付塗装会社
- 主にマンションやビルなど建築物の外壁や天井を機械で吹き付ける塗装をする会社。
最近ではマンションの大規模修繕工事で外壁や天井をローラーで塗装する仕事が増えています。
最近の住宅はサイディングが主流の為、ほぼローラー塗装ですので専門と言えば専門ですが、壁ではなく、鉄部や木部など付帯部の細かい部位の塗装は専門ではありません。
- 板金塗装会社
- 主に損傷した自動車を修復して塗装をする会社であり、外壁塗装はほぼ専門外の場合が多い。
- 住宅専門塗装会社
- 住宅の外壁塗替えのみをする会社。
住宅専門なら最適!と思われるかもしれませんが、建築塗装会社でさまざまな塗装を経験して独立したような会社なら全然問題はありませんが、住宅の塗装だけしか経験がない、という可能性もあります。
- 家具塗装会社
- 説明するまでもなく、木製家具の塗装をする会社で、家具のお直しなども行っているのが普通です。
板金塗装同様に、外壁塗装はほぼ専門外の場合が多い。
- エイジング塗装会社
- 新しい物を使い古したような感じに仕上げたり、サビていないものをサビているように見せる塗装。
テーマパークや凝った店舗などで使用されます、外壁塗装はほぼ専門外の場合が多い。
塗装会社の中でも建築塗装会社をおすすめ致します!
塗装会社の中でも、建築塗装会社が最適!
なぜ建築塗装会社をお勧めするのか?
建設会社(ゼネコン)の新築工事で行う塗装工事の仕事は、ただ単に塗装をするだけではありません。
設計図を確認して、見積書を作成し、場合によっては金額を下げる為にVE案(Value Engineering・バリューエンジニアリング)の依頼に対応し、価格交渉をしながら受注します。
受注すれば工事が始まる前に塗装の仕様書や安全書類を作成し、工事が始まれば工程の打ち合わせや現場の施工を管理し、毎月請求書を作成したりするのが、建設会社から直接工事を受注する1次下請業者と呼ばれる建築塗装会社です。
1番信頼できる塗装会社は、建築塗装会社の中でも、この1次下請をしている建築塗装会社!
建築塗装会社の中でも、建設会社から直接工事を依頼される1次下請の建築塗装会社は信頼度が高い!
建設会社1社で、1つの現場だけでは会社を存続させる事は難しいですので、多くの1次下請業者は複数の建設会社で、複数の現場を請負っています。
すべての現場の塗装工事を、1次下請業者が自社の職人さんだけで施工しているのか?と問われれば、返事はノーです。
会社の規模にもよりますが、同業他社に仕事を依頼します。その依頼された業者は2次下請業者といいます。
現場の大きさや1次下請会社・2次下請け会社の運営方針で3次下請会社や4次下請会社、その下まで存在する場合もあります。
あれっ、1次下請会社よりも2次、3次下請会社の方が安くてお得じゃないですか?
金額だけを見れば確かにその通りです。
しかし、先にも書きましたが、1次業者は設計図を確認して、見積書を作成し、場合によっては金額を下げる為にVE案の依頼に対応し、価格交渉をしながら受注します。
受注すれば工事が始まる前に塗装の仕様書や安全書類を作成し、工事が始まれば工程の打ち合わせや現場の施工を管理します。
建設会社はマンション・工場・役所・大型施設など、多種多様な新築工事を施工しています。
そのような多種多様な新築工事を常に経験している1次業者は塗装に関する知識も豊富。
住宅の塗装に必要な知識というのは、塗装全体の1割にも満たないですので安心して任せることができます。
そして、建設会社には協力会(各種請け業者のグループ)という組織があり、横のつながりがありますのでシーリング・左官・大工など塗装外の職種の仕事も1次下請け業者のつながりでしっかりとした業者の職人が施工する段取りができます。
2次下請業者や3次下請け業者以降は1次会社から言われた通りの手順・材料で施工するだけ、というのが実情ですので、管理する1次業者が外れた場合に、知識不足もありますが、お金儲けに走ってしまう可能性もあると考えれられます。
そのような理由で、建設会社から直接工事を依頼される1次下請の建築塗装会社が1番信頼できると考えます。